2009年5月8日

St.Mary's Cathedral


最近はよたよたと歩けるようになってきたので行ってきました
東京カテドラル聖マリア大聖堂

都営地下鉄の吊り広告で見て以来ずっと行ってみたかったので
建築家丹下健三氏による現代的な作品であります

しかも今日は月に一度のOrgan Meditationの日
後方にどかんとそびえるパイプオルガンからの生演奏+司祭のお祈りに皆で唱和という構成でした
やはり天井高いのはいいねえ
音もすごく反響してて
始まる前の人々のざわめき声も上から降ってくるみたいでなんか心地よかったな

常に自分をニュートラルに戻せる場所を確保していたいってのがあってね
思う存分自分と向き合えて一人になれるとこを
家の中も一人ではあるけど、衆人の中での孤独ってのがポイントなのだ
孤独になるために外に出かけるのであります(逆説的!)

今までだったら神戸の隠れ夜景スポットだったり荒川沿いの小さな公園だったり
景色が良くて人が少ない所とか多かったけど
でもここもいいなあ
室内だから雨でもいけるし
なんせ「天」と自分の関係を直に感じる事が出来る空間だから
ばっちり孤独を確認してきましたよ

自分は特に何かの宗教を信仰してる訳ではないが
自分を動かす大きな存在は感じていて、うまく言葉にならないんだけど
宇宙って言うと物質的なニュアンスが勝つし、神って言うと霊的なニュアンスになるし
クリエイターっていうのか、真理っていうのか、まあとりあえず「天」
だから京都のお寺だって神社だって御神木だって空につながってるし何でも構わないんだけど
家がキリスト教だったから教会は一番違和感がない所かな
幼少期のいろんな事をふっと思い出したりして時々びっくりさせられるけど

今日は目測100人くらいいたのかなあ
でもけっこうスペースもあってゆったりでした
孤独といってもそのコミュニティに属してないから感じる疎外感とかじゃなく
生まれる時も死ぬ時も人は独りなんだっていう種類の孤独ね
なんか映画であるような、地球の映像からだんだんクローズアップしていって日本...東京...目白...教会...自分!みたいな(笑)
天とのそういう直截的な関係だけがあって、そこにいる人が皆それぞれそういう回路で天と繋がっているんだなあって

バイブルには神がはじめに天と地を創造されたとあって、それから次々光だの天体だの植物、動物、人間と創造していったとされてるんだけど
それが正しいかどうか、信じるかどうかとかではなくて
きっと孤独だったんだろうなあ、創造せざるを得なかったんだろうなあと思うわけです
そこに創造の真実があるのではないかと
だから時々孤独を確認する必要があって、そういう場所を見つけれたのは収穫でした


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