2009年2月28日

2月の感激日記

えー、かんげきと打ち込んだら感激と変換されたのでまあそれでいいや、と
実際は観劇日記です、あしからず
まあ似たようなもんさ


2/6 Marie Chouinard ”Orpheus & Eurydice"
    マリーシュイナール ”オルフェウス&エウリディケ” at シアター1010

コンテンポラリーダンスっていろいろだけど、このカンパニーは独自路線の最北端
これは何かのジョークか?ってのを完全に遊んでやりきってくるからすごい
当然のように男女ともトップレスで、しかもその突端には鈴がついている、ちりんちりん
全体的な印象は飲み屋からでてきて店の前にたまってる超ハイテンションな一群を見てる感じだったな
でも全然嫌いではない
どうやって作るんだ、すごいなとか、でも一番すごいのはこういうカンパニーに助成金を出してるカナダおよびその周辺の財団だな、とか思ったり


2/14 ゲンダイブヨウコウエン at 新国立劇場 中劇場

友達が出てるので見に行きましたー
だからというわけじゃないけど、最後の武元賀寿子さんの作品が一番おもしろかったかなあ
いろんなアイデアがあって、見てる人を飽きさせずに展開していくのはさすが
しかし新国立はアクセスしやすいぜ、激近、徒歩10分だもんねー


2/18 John Neumeier / Hamburg Ballet  "Die Kameliendame"
            ジョンノイマイヤー/ハンブルグバレエ ”椿姫” at 神奈川県民ホール

感動です
前から見たかった作品だったので
全編を彩るショパンの響きに、新しいんだけども決して品を失わない振付けがあいまって
最初から幕は上がっててオークション会場のセットがみえてるんだけど、
自然に人が集まって来てお客の一人がそこにあるピアノを試し弾きしだす、するとアルマンが駆け込んでくる...
各幕とも導入部が秀逸 もちろんラストシーンは泣けます
古典のクラシックバレエはどうしても王子、姫といったステレオタイプになりがちだけど、アルマンやマルグリットは血の通った人間で複雑な心模様が見えるのが心を打つのです、より芸術性が感じられますな
カーテンコールではノイマイヤー本人も現れて盛り上がりました
願わくばもう少し近くで見たかった! バレエはチケット高いんだよ


2/20 Altar Boys at 新宿FACE

がらっと雰囲気は変わってボーイズミュージカル
会場のつくりがオフブロードウェイのロックミュージカルにぴったりな感じで
しかし男が集まって何かするとなぜジャニーズみたいになってしまうのだろう
まあ作品そのものがあんまりな感じだからパフォーマーに頼らざるを得ないんだろうけど
でもパフォーマーの、特にマシュー役の東山さんには目を見張らされました
ダンス界のキムタクですな


2/21 Contact Improvisation Performance at 森下スタジオ

ワークショップに参加して、その最終日のパフォーマンス
全くの即興なのになにか打ち合わせでもしてたのかというくらいに、時々動きがシンクロしたり
目に映るもの、耳に入ってくるもの全てに自分を開いていくんだなあ
どうしても即興だからおもしろさにむらはあるんだけど
でも逆におもしろいのは即興がうまくいかずに狙ってしまってたりするもんだし
とにかく、やるのが一番楽しい!
今を生きることに立ち返らせてくれるし
人間として向上していってると感じさせてくれるダンスはそうそうないよ


2/22 Zingaro "BATUTA"
   ジンガロ ”バトゥータ” at 木場公園内ジンガロ特設シアター

美しい... 馬の演技なんて涙もの
今回の作品は祝祭的な、サーカスっぽいものだったけど
主宰のバルタバスや出演者たちは超sexy
なんか土臭いというか、獣に近い感じなのかな
やはり自然と共に生きるべきで、身体や大地と離れてはいかん
潔癖に無菌状態を作り上げたあげく花粉症に悩まされる日本人ってひ弱な感じだよね


あわわ、さすがに財布がピンチ!
ちょいとインプットが飽和状態だけど、いろんなものが沈殿していって、確実に熟成が増してる気がするぞ

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