ナチョ・デュアト振付け、スペイン国立ダンスカンパニーによる「ロミオとジュリエット」(Nacho Duato. Compania National de Danza. "Romeo y Julieta")です
今回はポストパフォーマンストークという、終演後にナチョさん本人による解説や質疑応答なんかもあってお得でした
彼自身が踊っているのは見たことないんだけど、スタイルもよく、手足を伸びやかに使うあの振付けはそこから来てんだなと納得のかっこよさでした
さてやっぱりなんといってもプロコフィエフの音楽が素晴らしい!
バルコニーシーンは曲を聴いてるだけでロミオとジュリエットの二人の気持ちの揺れが手に取るように分かるし
キャピュレット家の人たちが、softbankの予想外なCMの曲でユニゾンで踊るのもかっちょいいし
超ハッピーなはずのバルコニーシーンのラストの方で低音で下降していくフレーズは二人の行き先を暗示しているようだし
逆に葬儀場でのジュリエットの最後の決断は絶望からではなく、またロミオと一緒になれるという希望からきてるのかもなと思わせるくらいラストは開放的な音の嵐で
振付けの方は作品がそうだからか、かなりクラシックよりな感じでしたね
彼自身ストーリーがある作品は少ないんだそうだけど、これはシェイクスピアの原作とプロコフィエフの音楽に忠実に作ったんだそうな。だからかな
でもわかりやすくてよかったのかも、自分としては
満足です
ダンサーはみんなきっちりトレーニングされてて、バレエ的な体でコンテのような自然な動きをしててとても良かった〜
ああ踊れるようになりたいな、にやり